ジョブカン勤怠管理・シフト管理とは｜特徴・機能・価格・導入事例を紹介！

働き方が多様化する現代の課題である従業員の勤怠管理。あらゆる勤務形態に対応するといわれる「ジョブカン勤怠管理」なら、課題をクリアできるだろうか？そんな疑問を持つ企業担当者の方に向け、特徴・機能から価格・導入事例まで、ジョブカン勤怠管理を網羅的に解説していきます。

クラウド勤怠管理・シフト管理システム「ジョブカン」とは

画像出典：ジョブカン勤怠管理

ジョブカン勤怠管理は、東京都渋谷区に本社を構える株式会社Donutsが開発・提供する、SaaS型勤怠管理・シフト管理システム。医療機関からも採用される信頼性、だれでも使える操作性を持ちながら、サービス提供開始以来「値上げなし」というリーズナブルさも兼ね備えた勤怠管理システムです。

ジョブカン労務HR、ジョブカン給与計算など、累計20万社以上の導入実績を誇るジョブカンシリーズとの連携も可能。柔軟性の高さも、ジョブカン勤怠管理が高い人気を誇る理由の1つです。

機能を選べるジョブカン勤怠管理の仕組み・料金プラン

まずはジョブカン勤怠管理がどのようなシステムなのかを理解するため、仕組みと料金プランを解説していきましょう。

働き方改革関連法案の施行にともない、各メーカーから多機能勤怠管理システムが多数登場しています。しかし、勤務形態や働き方は多種多様。たとえば、定時勤務の企業ならシフト機能は不要です。多機能であるために「使わない機能」にも利用料が発生していることは否定できません。

こうした課題を解決するため、ジョブカン勤怠管理は機能を「出勤管理」「シフト管理」「休暇・申請管理」「工数管理」の4つに分類。必要な機能だけを利用できる仕組みを採用しました。以下から、それぞれの機能を簡単に解説していきます。

出勤管理（勤怠管理）

出勤管理とは、ジョブカン勤怠管理のメインとなる「勤怠管理機能」をまとめたコア機能のこと。ジョブカン勤怠管理は複数拠点で利用することも可能なため、本社 / 支店で集中管理する、チェーン各店ごとに管理するなど、運用の柔軟性も確保されています。

画像出典：ジョブカン勤怠管理

具体的には、対象者を登録してルールを策定し、打刻状況をリアルタイムで確認しながら勤怠データを集計、ダウンロードするまでの各種機能がまとめられています。データはCSV形式などでダウンロードできるため、一般的な会計ソフトに読み込んで給与計算を合理化可能。出勤管理の主な機能は以下の通りです。

シフト管理

シフト管理とは、文字通り「シフトを作成してスタッフ間で共有する」機能をまとめたもの。24時をまたぐ夜勤を含め、さまざまな勤務形態を反映したシフトを作成できます。

画像出典：ジョブカン勤怠管理

また、スタッフの希望を募集（シフト申請）し、それをもとにシフトを作成することも可能。アルバイト中心の小売店などの勤怠管理にも対応できます。シフト管理の主な機能は以下の通り。

休暇・申請管理

休暇・申請管理とは、出勤管理 / シフト管理と連動させながら、休暇申請・承認フローを効率化させる機能のこと。承認フローを5段階まで設定できるため、複雑になりがちな休暇申請をシンプルに管理できます。

画像出典：ジョブカン勤怠管理

休暇・申請管理には「有給休暇の取得催促アラート機能」も搭載されており、法令を遵守した有給取得義務を促進できます。休暇・申請管理の主な機能は以下の通り。

工数管理

工数管理とは、各スタッフのプロジェクト・タスクを登録し、勤怠状況と照らしあわせながら進捗を管理する機能のこと。データを集計してグラフを作成・分析することも可能です。

画像出典：ジョブカン勤怠管理

単に工数管理するだけでなく、勤怠と連動して管理することで、効率化に向けたより詳細な分析が可能。ただし、工数管理はオプション的な扱いとなるため、単体で利用することはできません。

ジョブカン勤怠管理の料金プラン

ジョブカン勤怠管理の料金プランは非常にシンプル。自社ニーズにあわせ「出勤管理」「ソフト管理」「休暇・申請管理」「工数管理」からなにをいくつ選ぶかで1名あたりの月額料金が決まります。料金プランの詳細は以下の通り。

利用料金には月額2,200円（税込み）という最低料金が設けられているため、プラン1なら最低10名、プラン4なら最低4名で申し込む必要があります。

※500ユーザー以上で利用する場合は要見積もり

無償トライアル / 無料プランはある？

ジョブカン勤怠管理には、30日間すべての機能を試せる「無料トライアル」が用意されています。カードリーダーなどの打刻機はないが試してみたい、といった場合には、打刻機のレンタルにも応じてくれます。まずは無償トライアルでジョブカン勤怠管理の使用感を試してみましょう。

また、機能制限は設けられているものの、ジョブカン勤怠管理には無料プランも用意されています。以下の制限事項があっても問題ないという場合は、無料で利用し続けられます。

• 登録スタッフ数10名まで
• データ保持は30日間
• チャットサポート利用不可
• 印刷・データダウンロード機能の制限
• ジョブカン給与計算との連携不可

ジョブカン勤怠管理の特徴

ここまでで、ジョブカン勤怠管理の仕組み・料金プラン、メインとなる4つの機能を紹介してきました。これを踏まえた上で、ジョブカン勤怠管理を選定する根拠となる特徴・機能を改めて紹介していきましょう。

医療機関を含むあらゆる勤務形態に対応

ジョブカン勤怠管理は日勤、24時をまたぐ夜勤に対応するのはもちろん、複数回の休憩を自動判定可能。また、5分単位でのシフト設定や複数拠点での打刻にも対応するため、出勤場所と退勤場所が異なっていても正確に勤怠を管理可能。つまり、ジョブカン勤怠管理なら、クリティカルな管理が必須の医療機関を含め、あらゆる勤務形態に対応できます。

労務HR / 給与計算とセットにした「医療機関向けセットプラン」も用意されるなど、ニーズに応じた柔軟な活用を可能にしていることもジョブカン勤怠管理の特徴です。

法令を遵守した超過労働対策

タイムカードを利用した勤怠管理の欠点は、勤務状況をリアルタイムに把握できないこと。労働時間の上限が厳格化された各種法令を遵守することは事実上不可能です。

ジョブカン勤怠管理なら、時間外労働を集計してリアルタイムに確認可能。上限を超えた月も瞬時に把握できるため、超過労働を防止し法令を遵守した安全な勤怠管理を実現できます。

管理者数 / 打刻機器数の制限なし

ジョブカン勤怠管理は、管理者の設定数、打刻機器の設置数に制限を設けていません。また、管理者用に追加料金がかかることもありません。ジョブカン勤怠管理が、複数拠点での柔軟な運用に対応しているのはこのため。

複数の拠点を1人の管理者が集中管理することも、各拠点に管理者を設定し、それぞれで運用・管理していくことも可能です。

多言語表示対応

ジョブカン勤怠管理は多言語表示に対応しており、管理者 / スタッフそれぞれが自由に言語を切り替え可能。対応言語は英語のほか、スペイン語、韓国語、中国語、タイ語、ベトナム語の全7種類。グローバルな職場でも問題なく運用できます。

ジョブカン勤怠管理の多彩な打刻方法

あらゆる勤務体系に対応するジョブカン勤怠管理は、打刻方法も豊富に用意されています。一般的なIC打刻はもちろん、専用機器が不要のブラウザ打刻も利用可能。外回り営業の多い職場にはLINE / Slack打刻やGPS打刻、クリティカルな現場では、iPadを活用した顔認証打刻で対応できます。

スタッフの利便性を高めるモバイル操作機能

ジョブカン勤怠管理には、GPS / LINE / Slack打刻だけではない、スタッフの利便性を高めるモバイル操作機能も搭載されています。たとえば、マイページから打刻状況の確認や修正、シフト / 休暇機能が搭載されていれば、シフト・休暇・残業申請も可能。LINE画面で勤務状況を確認することも可能です。

ジョブカン勤怠管理のサポート体制

ジョブカン勤怠管理は、有料プランだけでなく、無料お試し期間でもメール、チャット / 電話（平日9時から18時）サポートを無料で提供しています。

また、有料にはなりますが、導入時の設定代行や、初期設定 / 運用レクチャー、管理者説明会などのサポートも用意。自社のITスキルや状況にあわせて、適切なサポートプランを選べます。

ジョブカン勤怠管理が向いている企業は？

ジョブカン勤怠管理は、病院、ホテル・旅館などを含む、あらゆる組織におすすめです。必要な機能だけ選択でき、1名あたりの月額費用も抑えられるため、従業員数の多い大企業にも対応可能。シフト機能を追加すれば、24時をまたぐ複雑なシフトの必要な業種にもスムーズに対応できます。

ジョブカン勤怠管理の導入事例

最後に、ジョブカン勤怠管理導入によって、どのような効果が得られたのか？実際の導入事例をいくつか紹介しておきましょう。

医療法人社団MEDIQOL

MEDIQOL（メディコールグループ）は、8つのデンタルクリニックと3つの許認可保育園を運営する医療法人社団です。各施設には、正社員、契約社員、アルバイトなど、雇用形態の異なるスタッフ118名が在籍。従来はタイムカードで勤怠管理していましたが、集計の手間が多く、給与計算が大変というほか、残業の実態が不明という問題もありました。

そこで導入されたのがジョブカン勤怠管理です。導入後は出勤時の打刻をGPSで統一する一方、退勤時の打刻はジョブカンの「自動退出機能」を採用。シフトで定められた時間に自動退勤する仕組みによって「だらだら残業」をなくす効果が得られたそうです。

また、施設間の移動や公休日の変動など、クリニックならではの事情に柔軟に対応できているのもジョブカン勤怠管理だからこそ。給与計算システムとの連携もスムーズなため、当初の課題はすべて解決できたということです。

株式会社 恵

株式会社 恵は、1944年に創業した湯河原の老舗温泉旅館です。同社では、タイムカードでの勤怠管理を手書き出勤簿に変更したものの、正確な記録がとれないという悩みを抱えていました。というのも、旅館業界特有の働き方「たすき掛け勤務」があるほか、長い中抜け休憩、短い休憩などを何度も記録する必要があったからです。

労働基準監督署からの適正管理指導を受けたことをきっかけに、同社では勤怠管理のシステム化に着手。さまざまなシステムを試した結果、行き着いたのがジョブカン勤怠管理でした。1日に何度も打刻でき、休憩を適切に管理できるジョブカン勤怠管理の効果は絶大。手書き出勤簿で見られた不正はなくなり、正確な勤怠を記録できるようになったのです。

【まとめ】ジョブカン勤怠管理を網羅的に紹介しました

働き方が多様化する現代の課題であり、重視すべきことは従業員の勤怠管理。あらゆる勤務形態に対応するといわれる「ジョブカン勤怠管理」なら、課題をクリアできるだろうか？そんな疑問を持つ企業担当者の方に向け、特徴・機能から価格・導入事例まで、ジョブカン勤怠管理を網羅的に解説してきました。ぜひ参考にしてください。